映画を見たりニコニコ見たりしたら書くところ。
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短編集の魅力は
・オールジャンルがつまってて飽きさせない
・余計な文が一切なくて簡潔
・予測不能、すごいオチが待ってる
って感じだと思います。
短編っていいよ。
電車で読めば一駅分で一話読めたりね。(ド田舎です)
なんにせよ、手に取りやすいのがいいところです。
あらかた消えた私の記憶の中でも
最優秀短編賞は絶対
O・ヘンリの小説にあげたいですね。全話おもしろいもの。
アメリカの作家だよ。
O・ヘンリの短編集はいろんな出版社が出してて、
それぞれ収録内容が違うから
ベストの一冊は!って言いづらい。
だからおすすめのお話を数点紹介。
「賢者の贈りもの」
これは有名かも。心あたたまる感動モノ。
あまりに貧しくて、愛する夫にクリスマスプレゼントを用意することもできず
つらさに泣き暮れる美しい妻。
夫婦には2つ宝物があった。
夫の持つ唯一高価な懐中時計、そして妻の持つ長く豊かな美しい髪。
彼女は夫の時計につける鎖をあげたくて、
自分の唯一誇れる部分である髪を売ることを決意する。
買ってきたはいいものの、
夫は私のこんな髪を見たら何て言うかしら・・・
ああ、10ページもないのに、これは泣かせます。最後のページでぶわっとくる。
ていうか短編のあらすじって書けないな;困った
「運命の道」
これはかなり異色です。ミステリーというか・・・
村に自称詩人の男がいた。彼は羊飼いの仕事をサボり下手な詩ばかり書く毎日。
ある日男は、自分の詩が優れていることを証明するため、妻を捨てて旅に出た。
それから道は、九マイルほど走って、はたと思案の壁にぶつかる。
ここが運命の分かれ道。
ここで物語は4つのパラレルワールドに分割。
男が左の道を行った場合、
右の道を行った場合、
まっすぐ行った場合、
妻を思い出し引き返した場合
のそれぞれの運命が並べられる。
これ読んでた時は電車内で興奮してやばかった。
運命って怖いですね。
誰か「にゃんたんのゲームブック」って知ってるだろうか?
この話あれに似てる(笑)
「警官と賛美歌」
ひとつコメディーを。これも電車で読むと挙動不審になるかも。
あるホームレスの青年が冬のねぐらにしようと決めた場所は、
離れ小島にある刑務所。
軽犯罪を犯して、その刑務所で冬を越そう。
公園よりずっと快適なはずさ。
それから彼は、警官の目の届くところでさまざまな犯罪を犯そうとするがー。
中盤はコント的な笑い。
どんでん返しなオチが最高!
ほかにもいっぱい面白いのあるから、
とりあえず立ち読みしてみてはどうでしょう。